笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

「シネマ歌舞伎 法界坊」

シネマ歌舞伎 法界坊」
ミッドランドスクエアシネマ

鑑賞 2018年10月18日(木)


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金と女が大好きな法界坊(勘三郎)は、どこか憎めない愛嬌あふれる乞食坊主。
永楽屋娘お組(扇雀)に恋い焦がれる法界坊は、盗まれた吉田家お家の重宝"鯉魚の一軸(りぎょのいちじく)"をお組と恋仲である手代の要助(実は、吉田宿位之助松若(よしだとのいのすけまつわか)・勘九郎)が探し求めていると知ります。
いい金蔓(かねづる)を見つけた欲深い法界坊に、永楽屋番頭の正八(亀蔵)や山崎屋勘十郎(笹野高史)らも加わり、鯉魚の一軸を巡る悪巧みが繰り広げられます。
一度は道具屋甚三郎(実は吉田家の忠臣・芝翫)にやり込められ散々な目に遭った法界坊でしたが、お組の父永楽屋権左衛門(彌十郎)と松若の許婚の野分姫(七之助)らも巻き込み、さらに数々の悪行を行うのでした。

最後に今作の大きな見どころのひとつ大切所作事「双面水照月(ふたおもてみずにてるつき)」では、法界坊と野分姫の霊が合体したお組そっくりな葱(しのぶ)売りの女(勘三郎)が、徐々に本性を現しながら変化に富んだ舞踊劇を魅せます。

笑いたっぷりのユーモラスな掛け合いから、歌舞伎の様式美まで、歌舞伎の世界を存分にお楽しみください。






聖天町法界坊:中村 勘三郎

道具屋甚三郎:中村 芝翫

永楽屋手代要助・吉田宿位之助松若:中村 勘九郎

花園息女野分姫:中村 七之助

仲居おかん・淡路七郎女房早枝:中村 歌女之丞

山崎屋勘十郎:笹野 高史

番頭正八:片岡 亀蔵

永楽屋権左衛門:坂東 彌十郎

永楽屋娘お組:中村 扇雀


上演月:2008年(平成20年)11月
上演劇場:浅草寺境内平成中村座


上映時間:150分(別途休憩あり)


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