『第十四回 落語教育委員会』 落語会174回目
中電ホール
平成27年7月17日(金) 18:30~
三遊亭 歌むい 「天失気」
三遊亭 歌武蔵 「お菊の皿」
仲入り
柳家 喜多八 「盃の殿様」
小雨だけど、台風の影響で風が安定しない。
会場入口の掲示板には「満員御礼」と。
幕が上がり、タキシード姿の喜多八師匠がマイク片手に登場。
今回は歌謡ショー。
「everybody love sombody」、途中で「長いなぁ」という素振りがカワイイ。
歌武蔵師匠もタキシード姿。もちろんオーダー品。
加山雄三の「お嫁においで」、気持ち良さそうに唄ってる。
喬太郎師匠はフツーのスーツ。
堺正章の「さらば恋人」で、ケータイの電源を切りましょうというメーッセージ入り。
一旦幕が降り、歌むいさんの「今日は落語会ですから」という断りから「天失気」へ。
可愛らしい珍念さんと、決して悪者ではない和尚さん。
歌武蔵師匠は名古屋場所の話題から。
「お菊の皿」で、最初から太ったお菊さん登場。
驚きながらも、「ありゃヒドイね」ってのはイイな。
所々に笑いが入るものの、この緊張感。
酒乱の黒川孝藏が一線を越え、飯島平太郎に斬り殺されるまでの遣り取り。
キョンキョン、新作から古典まで楽しませてもらえる。
この前の「名人長二」の発端「仏壇叩き」といい、続き演ってくれるのかなぁ。
気怠い感じの喜多八師匠。
「私が一番上品」という言葉がイヤミじゃない。
愛嬌のあるオジサン。
殿様が都合が悪くなると、「ツムリが痛い、胸が苦しい」という姿。
殿下、素敵です。
組み合わせの妙。
人気のある会なので、次も完売必至かな。
中電ホール