『落語花形三人会~白酒・三三・一之輔』 落語会181回目
『落語花形三人会~白酒・三三・一之輔』
扶桑文化会館
平成27年9月27日(日) 14:00~
桂 たか治 「饅頭怖い」
春風亭 一之輔 「あくび指南」
仲入り
柳家 三三 「締め込み」
桃月庵 白酒 「禁酒番屋」
秋晴れ。日差しは暑いぐらい。
扶桑駅から、住宅街を抜ける「文化の小径」を歩いて10分ほど。
会場は天井が高く気持ちがいい。
お客さんは9割ほど。
幕が開き、現れたのは桂たか治さんじゃないですか。
開口一番があるとは思ってなかったので、うれしい驚き。
噺はテンポ良く進む。
一之輔師匠、習い事としてやっていた踊りの発表会で、途中から分からなくなって立ちすくんだら、舞台袖からバスタオル投げ込まれたというマクラから「あくび指南」
イイ男を気取るときの目ヂカラ。
「あくび」の奥深さに目覚めてしまう展開。
楽しそう。
三三師匠は東北へ行った際、そちらのブランド米のロゴのデザイナーがあのS氏で、関係者が困ってた、という話題から。
「大丈夫ですよ、パクリパクリと食べてもらえますから」と言ったところ、キッとにらまれてしまったそう。
で、泥棒の噺へ。
リズムがいいんですよね。澱みがない。
前半にケータイが鳴っても、流れに取り込んでしまうし、後半でもチラリと触れる。
お見事でした。
トリは白酒師匠。
言葉遊びが面白い。
「どっこいしょ」が「ドイツの将校」
水カステラで、何気なくゲロルシュタイナーとつぶやく。
ドイツの炭酸のミネラルウォーターか。
酔っぱらっていく役人。
「ご同役、ご同役」、「こら門番、早い」呼びかける声のうれしそうなこと。
充実の2時間でした。
途中、狭い路地も通りますが案内板があります。
柿がいっぱい。
おじゃましました。
扶桑文化会館
愛知県丹羽郡扶桑町高雄福塚200