笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『大名古屋らくご祭2015 真冬の・春の噺』 落語会200回目

『大名古屋らくご祭2015 真冬の・春の噺』
ウインクあいち 大ホール

平成27年12月17日(木) 19:00~



オープニングトーク

三遊亭 白鳥 「千葉棒鱈」
柳家 喬太郎 「おせつ徳三郎・上」
 仲入り
林家 彦いち  「遥かなるタヌキうどん」
春風亭 昇太 「崇徳院



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会場がウインクあいちに変更。
入口前のスペースが狭く、お客さんが並び始めたので予定より少し早く開場。
ロビーにはグッズや書籍の販売コーナー、寄席文字の実演も。

「真冬の・春の噺」ということで、童謡の「春の小川」や「はるがきた」が流れてる。


4人揃ってのオープニングトークから。
昇太師匠の「どうも、立川志の輔です」には、「紫綬褒章!?」と突っ込みが入る。
続いた彦いち師匠の「柳家小三治です」には、「人間国宝かよ」と。
困った白鳥師匠、「桂歌丸です」と物マネをするけど、「似てねぇ~」と全員から。
仲良さそうですね。


早く帰りたい順ということで、白鳥師匠から。
「棒鱈」の設定を現代の女性に置き換えたらという新作、「千葉棒鱈」
初任給で行ったホストクラブで繰り広げられる、女の闘い。
名古屋人としてあんまり良く分からないけど、外房と内房の差かぁ。
どこの地域にもあるよね。


続いて喬太郎師匠は、「おせつ徳三郎・上」
噺に入ったと思ったら、「良かった、古典だ」で笑いが起こる。
花見に行った時のおせつと徳三郎の様子を、結局はしゃべってしまう小僧の定吉
その定吉の話しを、気を揉みながら聴く主人。
キョンキョンの突き抜けた感じ、主人の心の動きが秀逸。


仲入り後は、彦いち師匠。
作家の夢枕獏さん達と、ヒマラヤへ行ったというマクラから「遥かなるタヌキうどん」
マッターホルン山頂で「タヌキうどんが食べたい」という登山家の友人のために、アイガー北壁に挑むうどん屋の主人。
氷壁で使うピッケルは「限られた真打だけが許される」2本の扇子。
「ガシガシ、ガシガシ」と登ってしまう、体育会系。
次世代をも巻き込んでしまうオチ。
バカバカしくてイイ。
そういえば、これは春の噺だったんだろうか。


トリは昇太師匠。
オープニングの白鳥師匠の物マネ、実はヨネスケさんだったとの報告。

今度最終回のTVドラマ「下町ロケット」の銀行員役として、立川談春師匠演じる殿村をいじめる場面の追加撮影があり、「胸がスーっとした」とのこと。

崇徳院」、花見に行った若旦那の恋煩いだから春の噺なんですね。
熊五郎が相手の娘さんを探すため、崇徳院の歌を声に出さなければならないけれど、恥ずかしくて小声で「ふぇお、ふぁやひ~」
周りを気にしてキョロキョロする姿。
楽しいな、昇太師匠。


2時間半弱、実に楽しい会でした。



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幕が降りかけです。



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募金をするといただけたシオリ。



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横にモニターがあり、書いてる手元が見えるようになってました。



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「ホントはおいしい、木久蔵ラーメン木久蔵ナポリタン」という売り声で、2つ買ってしまった。




ウインクあいち 大ホール
名古屋市中村区名駅4丁目4-38