笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『帰って来た! 大須で江戸噺2016』 落語会228回目

2016 芸協らくご・名古屋寄席
『帰って来た! 大須で江戸噺2016』

平成28年7月21日(木) 夜の部 18:30~



三遊亭 馬ん長 「​寄合酒」
瀧川 鯉朝    「にせ金」
桂 米福      「宮戸川
春風亭 柳太郎 「​進路相談」
仲入り
囃子百科
三笑​亭 夢花  「自家用車」
古今亭 今輔  「飽食の城」
三遊亭 圓馬  「品川心​中」



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『帰って来た! 大須で江戸噺2016』の千秋楽。
といっても、2日間・4公演。

チケットの整理番号順に入場。
開場時間に間に合わず、関係なかった。

お客さんは8割ほど。
開演前に、ロビーで販売してるグッズの紹介。


馬ん長さんからスタート。
この人、イイぞ。
口調が良い。注目株。
最初からレベル高し。
この時点で来て良かったなと。


鯉朝師匠、何を演るか決めずに高座へ上がったそう。
「どうしようかな、、、」、しばし沈黙。この間が笑える。
珍しい噺ということで「にせ金」を。
酔っぱらった殿様に、鯉朝師匠らしい下ネタ。
キン〇マ噺でした。


最近結婚したという米福師匠。
「これで昇太師匠には勝ちました」と、うれしそうに。
テンポ良く「宮戸川
おじさんの「分かった、飲み込んだぁ~」という表情のやさしさ。


背の高い、柳太郎師匠。
米福師匠に「結婚したら」と言われたそう。
「何で、あんな上から目線なんでしょうか、、、」
新作の「進路相談」
三者懇談で、大相撲の呼出しになりたいと言い出す息子。
ハダカの男が好きなのかという疑惑。
バカバカしい会話、独特の世界。


仲入り後は、囃子百科で鳴り物解説。
お囃子の稲葉千秋さんを中心に
夢花師匠が太鼓。
鯉朝師匠は笛。
そして米福は鐘と司会進行を。
一連の解説と出囃子のいろいろ。
希望した親子連れを舞台に上げ、実際に太鼓を叩かせてみたりと。
思いのほか盛り上がった。


夢花師匠、「ハリーポッターに出てくるドビーに似てる」って確かに。
なんか顔の骨格が独特。
前に一度聴いたことがあり、もう一度聴いてみたかった噺家さん。
「自家用車」、こちらも新作。
エンジン代わりにボンネットに入れた自転車を漕ぐハメになった男。
ありえない設定が進んで行くおかしさ。
期待通り、笑ったなぁ。


今輔師匠、客入れやロビーで細かな作業してたりという姿も拝見してました。
「飽食の城」、もちろん新作。
戦となり籠城することに。
実は籠城に備え、場内がすべて造りかえられていた。
お菓子の城に、、、。
「おぉ、これは長崎名物カステラ」
爆笑でした。


トリは圓馬師匠「品川心​中」
廓噺が進んで行くけど、途中で最前列の子供に「どう思う」って。
聞いちゃダメでしょ。
心中騒動を、落ち着いた口調でしっかり。


最後は舞台から手ぬぐいのプレゼント。
沢山投げてくれましたが、残念キャッチできず。
最後まで楽しませようという、サービス精神感じました。

大須演芸場でまた見られて良かった。
お帰りなさい。また来てね。




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