『寄席への招待』 落語会229回目
『寄席への招待』~豊田に寄席がやってきた~
平成28年7月24日(日) 14:00~
橘家 かな文 「初天神」
桂 夏丸 「懐かしのCMソング」
紙切り : 林家 正楽
仲入り
対談 : 古今亭志ん輔 & 橘右太治
古今亭 志ん輔 & 淡座 「真景累ヶ淵」
仲入り
古今亭 志ん輔 & 淡座 「真景累ヶ淵」
13時過ぎに到着。
ロビーのお茶席へ。
美術館に隣接する茶室「童子苑」に続き、今日2服目。
橘右太治師匠の寄席文字の実演を見学。
本日共演の淡座のミニコンサートも始まる。
志ん輔師匠から「暗い噺なので、開演前に明るい曲を」とのリクエストがあったそう。
ヴァイオリン、チェロ、三味線、それぞれのソロ。
志ん輔師匠の出囃子を元にした、《越後獅子幻想》をトリオで。
開演前でしたが、これだけでも堪能。
なんか贅沢な会だなぁ。
かな文さん、切戸口から現れる。
たしかに橋掛りから登場だと、長すぎるかも。
「初天神」、はっきりした口調。
声がイイ、明るいキャラ。
夏丸さんは、昔のCMソングを次々と。
「落語より上手いですから」と、気持ち良さそうに唄ってる。
長いマクラかと思ったら、本編だった。
紙切りの正楽師匠、客あしらいの見事なこと。
リクエストは、「昇り龍」から。
三味線の恩田えりさんの紹介も忘れず。
志ん輔師匠と、右太治師匠の対談。
圓朝とはどんな人物だったのかを。
志ん輔師匠は伝え聞いた落語家としての姿。
右太治師匠は文字で、「速」、「念」と。
速記の果たした役割。
宗教的な観念。
学生時代、「圓朝全集を買うため、仕送りを使い込んだ」なんてエピーソードも。
そして始まった「真景累ヶ淵」
発端の「宗悦殺し」から。
「深見新五郎」、「豊志賀の死」、「お久殺し」へと。
客席の後ろ、3方向からヴァイオリン、チェロ、胡弓の音が。
あくまでも控えめに。
前半の噺は時々聴く事があるので、流れは分かる。
仲入り後は後半部へ。
こちらは聴いた事がない。
演る人いないんだろうな。
元々長い噺を刈り込んでいるので、登場人物がどんどん死んでいく。
しかも凄惨な死ばかり。
トータル3時間。
もう聴けないかも。
すげー企画でした。
三島ですな。