「生川和美展 花の景色を通りぬけ」 番外編その249
アーティストシリーズ Vol. 84
「生川和美展 花の景色を通りぬけ」
清須市はるひ美術館
2017年12月20日(水)~2018年1月17日(水)
鑑賞 2018年1月11日(木)
咲き乱れる花に太陽の光が注ぎ込む。
そこには、瞬間ごとの生(せい)が捉えられ、永遠を思わせる時間が流れている。
刻々と移ろう光により変化する色のグラデーションを絵画に定着させ、自身の内部にあるイメージを外化する。
生川が常に明るい画面を描くのは、顕在化したイメージが他者の意識へ入り込むと考えているからだ。
一瞬一瞬の生のきらめきと太陽の光のあたたかさの両方が、見る者の心の中へしずかに広がってゆく。
《Rose tree》