「川邉耕一展 Floating – 森のかたらい」 番外編その255
アーティストシリーズ Vol. 85
「川邉耕一展 Floating – 森のかたらい」
清須市はるひ美術館
2018年1月21日(日)~2月12日(月・祝)
鑑賞 2018年1月28日(日)
川邉は、絵画を構成する最低要素としての「線」と「面」の関係性に注目している。その源は、幼少から抱いてきた、古い壁や床といった空間表層のキズや染みへの関心にある。
分割されたカラフルな色面に反復する、植物を思わせる線的パターンは、ひらがなの造形を抽象化したもの。
異なる性質をもつ描画材を組み合わせ、地の上に図を描くだけでなく、幾層か重ねた地から図を削り出していく独自の技法によって、平面としての絵画の可能性を追求している。