高座開き『立川志の輔独演会』 落語会53回目
高座開き『立川志の輔独演会』
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
平成25年5月3日(金・祝) 14:30~
立川 志の太郎 「つる」
立川 志の輔 「親の顔」
仲入り
サキタハヂメ ノコギリ演奏
松永 鉄九郎 長唄三味線
快晴。5月なのに冷たい風。
4連休初日、結構混んでるJRで名古屋から豊橋へ。
豊橋駅から連絡通路で繋がっている「穂の国とよはし芸術劇場 PLAT」。
一見大きく感じないが、良く見ると奥に向かってかなり高くなってる。
ガラス張り、現代的なスマートな印象。
今日が高座開き。
立川志の輔師匠ということでチケットは早々と完売。
先行抽選でなんとか2階席。
30分前から入場開始。一番太鼓を聴きながら着席。
2階ですが、1階とも前の席とも高低差があり見やすい。見下ろす感じ。
前の座席との間隔も狭くはないし、椅子も良く出来てると思いました。
志の輔師匠、前日から会場入りし打ち合わせを行ったそう。
会場のプロデューサーとの縁で、高座開きで口演できることが「うれしい」と何度も。
「何のために勉強するのかというと、人生で1回でも多く笑うため」というマクラから、「親の顔」へ。
志の輔師匠の言葉って、何か納得してしまう。
しょーもない噺のはずが、気が付くとしっかり引き込まれてる。
「そうそう、そうだよなぁ」と思わされてる。
仲入り後は、幕が開くと何の説明もなく不思議な音色。
ノコギリ奏者のサキタハヂメさんでした。
少し前のTVドラマ「妖怪人間」の中で流れてた印象的な曲の奏者。
話術も面白かった。独特の世界に浸れました。
(「お・ま・え・は・あ・ほ・か~」とは違いますよ、、、)
続いて長唄三味線の松永鉄九郎さん。
今回は高座で、「勧進帳」と圧巻の「大薩摩」。
気さくな話し方。で、すごい早弾き。
途中で拍手するタイミングを教えてくれるサービス振り。
「新・八五郎出世」。高座開きにふさわしい、おめでたい噺。
今まで何度か他の咄家さんで「妾馬」も聴きましたが、味付けが違う。
ほとんど八五郎が一人で話して進んで行くよう。
でもちゃんとお袋さんがいる。
八五郎が、酔いながらもお袋さんを想うその姿。
盃の酒を飲んでる、その「間」にお袋さんの気持ちが伝わってくる。
素晴らしい会場、素晴らしい演目。
高座開き、名古屋から遠征して良かった。
ポスターの裏に演目
こっちから見ると大きくないような
奥が高くなってる
穂の国とよはし芸術劇場プラット
志の輔らくごウェブサイト http://www.shinosuke.com/index.php
サキタハヂメの のこぎり音楽 http://www.musicalsaw.net/
松永鉄九郎ブログ「引けば九つ なぜそれを」 http://ameblo.jp/a19960814/
穂の国とよはし芸術劇場プラット http://www.toyohashi-at.jp/