『日本の話芸・語り芸 「地獄と極楽」』 落語会83回目
『日本の話芸・語り芸 「地獄と極楽」』
平成25年9月14日(土) 15:00~
仲入り
桂 米團治 「地獄八景亡者戯」
今日も暑く、最高気温33℃。
赤池を過ぎると急に速度が上がる。
駅から連絡通路で繋がっている豊田参合館へ。
能楽堂は8階、本日のチケット完売と出てる。
本舞台に熊野歓心十界曼荼羅、橋掛かりに地獄絵図が並ぶ。
開演までの時間に見ておく。
鮮やかな赤。
鬼や亡者たちの様々な表情。
梛野明仁さん、本澄寺住職。琵琶を持って登場。
まず平家物語の冒頭、「祇園精舎の鐘の声~っ」を。
今回の企画のメイン、「熊野歓心十界曼荼羅」の絵解き説教。
画面上部の「老いの坂道」。人が生まれてから死ぬまでの一生。
男女が交互に描かれてるが、最後の方は女性の図。
「そう、婆さん、婆さんばっかり」、会場爆笑。
上手いなあ、皆さん聞き入ってる。
あっという間の30分。
小春團治師匠、柔らかな表情。
「能楽堂はうれしいんですが、舞台までが遠い、、、」
橋掛かりから結構歩いてきますからね。
噺は、「亡き父親が幽霊となって現われ、、、」というもの。
初めて聴く噺。
知らない風習や言葉。興味深く。
仲入り後、米團治師匠。
能舞台ということで、まず一節舞ってみせてくれる。
三途の川や六道の辻の風景などをいろいろと。
「こっちも戦後ずいぶん変わった」と現代風に。
「米朝は30年前から近日来演になってます」なんてのも。
上方らしく「はめ物」も入り、にぎやかに。
17時40分終了、たっぷり。
能楽堂で「地獄と極楽」、面白い企画でしたね。
愛知県豊田市西町1丁目200番地 豊田参合館8階