笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『入船亭扇辰・三遊亭兼好 二人会』 落語会112回目

文化小劇場芸術三昧!シリーズ
『入船亭扇辰・三遊亭兼好 二人会』
名古屋市西文化小劇場
平成26年2月28日(金) 18:45~
 
 
入船亭 扇辰 「紋三郎稲荷」
三遊亭 兼好 「宮戸川
 仲入り
三遊亭 兼好 「桃太郎」
入船亭 扇辰 「甲府ぃ」
  
 
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開演10分前、なんとか到着。
今日は暖かく、早足で汗ばむほど。
 
地下3階のホール、8割程の入り。
 
扇辰師匠から。
以前から気になってた噺家さん。
岐阜での会(せいしょう亭)の情報があってもタイミングが合わず、やっと聴ける。
 
落ち着いた口調、背すじピンって感じ。
楽屋に西区に本店がある「豆福」の豆菓子があり、以前に会があり「懐かしい」と。
「紋三郎稲荷」は初めて聴く噺。
お狐さまと勘違いした駕籠かきに、わざと毛皮の尻尾を見せたりと楽しい。
だんだん悪ノリしていく様子。
 

兼好師匠は独自の視点マクラ。
悪口と取られかねないのかもしれないけど、そこがツボにはまる。
後で扇辰師匠が「名古屋で伊藤みどりの事をあれだけ、、、」と言わせるほど。
 
噺は言葉を積み重ね、そのリズムの合間の表情。
「ん」って目を丸くしたり、鼻が膨らんだり、口を尖らせてみたり。
何気なさの中に仕込まれる笑いの爆弾。
軽さというか、軽みというのか。
「友達だったらすげー楽しいだろうな」と思ってしまう、その人懐っこさ。
 
 
トリは扇辰師匠の「甲府ぃ」
店先のオカラの盗み食いを詫びる、善吉のしょんぼりした姿。
うな垂れているのに、しっかり聴き取れる。
 
豆腐の売り声が素晴らしい。強弱を付け伸びのある声。
そしてサゲの一節、その間、声の落し具合。
ゾクゾク~っとなった。
 
 
2時間弱、聴き終わってみるといい組み合わせの二人会でしたね。
 
 
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