笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

立川談春 三十周年記念落語会『もとのその一』 落語会129回目

立川談春 三十周年記念落語会『もとのその一』
名鉄ホール
平成26年7月13日(日) 15:00~ (2日目)
 
 
オープニングトーク イツワ電器・坂東社長
 
立川 こはる 「つる」
立川 談春  「よかちょろ」
 仲入り
立川 談春  「紺屋高尾」
 
 
 
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土日2日間の公演。
日曜日なら仕事が休みの可能性が高いので、2日目に。
あっと言う間に2日間ともチケット完売。
 
二番太鼓の音も気持ち良く、スタート。
 
客席の中ほどから、三つ揃いのスーツ姿で談春師匠がマイク片手に登場。
ルーズヴェルト・ゲーム」、イツワ電器の坂東社長だ。
ドラマ内の野球のシーンは、ほぼ豊川か豊橋
「愛知県の方には協力していただきました。でも、私はホント嫌われてます、、、」
主役のできる役者は何が違うのか等、「なるほど」と思わせる視点。
そして「三十周年」に対する想い。
 

幕が上がり、こはるさんから。
男前な女性ですね。
口調もハッキリ、気持ちがいい。
楽しみな噺家さんがまた一人。
 

着物に着替えた談春師匠。
あらかじめ告知されていた「よかちょろ」から。
生で聴くのは初めての噺。
若旦那がワルだなぁ。
番頭と若旦那のやり取り、力関係が変わっていく様子。
積み上げ積み上げ噺が進んで行き、最後まで楽しめた。
 

仲入り後、ちょっと裏話。
師匠の友人で東京の落語カフェの経営者が、「よかちょろ」が聴きたくてやって来たけれど、昨夜コーフンのあまり睡眠薬を飲んだら起きられず間に合わなかったそう。
「今、楽屋でケーキ食べてます、、、」、お気の毒、、、。

「紺屋高尾」って何度か他の噺家さんで聴いた。
でも涙は初めて。
久蔵の気持ちを知る周りの人たち。
久蔵を後押しする、その気持ち。
その気持ちが久蔵自身を支えもする。
一人じゃないんだよね。
 
「てめぇ」って怒ってる親方の、その口調が好きだなぁ。

 
「稽古とは、一より習ひ十を知り、十よりかへる、もとのその一」
千利久の言葉。
「もとのその一」と名付けた訳。
 
いつもながら談春師匠の分析に納得。
 
しっかり2時間45分。
三本締めで終了。
実に印象的な会でした。
 
 
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