『喬太郎 白鳥 彦いち三人会』 落語会136回目
名東文化小劇場
平成26年8月26日(火) 18:30~
林家 彦いち 「熱血!怪談部」
三遊亭 白鳥 「隅田川母娘」
地下鉄上社駅隣接の名東文化小劇場。
350席ほどの会場。満席です。
まずはオープニングトーク。
幕の横からゾロゾロといった感じで登場。
元SWAメンバーの3人。(春風亭昇太師匠いないけど)
今年の夏休みはどうだったかという話題。
白鳥師匠は家族で海に行って泳いだら、かぶれてしまったとのこと。
それがお子さんの夏休みの自由研究の題材になったそう。
彦いち師匠は実家の鹿児島に帰省中、芸人として禁じ手を、、、。
懺悔として話しますと。
この内容が一番印象的かな。書けないけど。
3人での話し合いで順番が決定。
「仲入りありませんから」と。
すぐ始まり、喬太郎師匠から。
ホントにお疲れのようで、40~45分演ってと言われたとボヤく。
高座の上で寝そべってみたり、座りなおそうとして座布団につまづいてしまったり。
最近見た「GODZILLA ゴジラ」の内容や、都市伝説マクラから「路地裏の伝説」へ。
父親の三回忌を機に集まった友人たち。
気を使う必要のない仲の会話なんだけど、高いテンション。
子供の頃の不思議な体験の顛末。
「オヤジもあの月を見ながら、オレたちに注意してくれたのか、、、」
しみじみしながらも、怪談といったサゲ。
彦いち師匠は、体育会系の独自の思考法のエピソード。
勢いやキレがあるのがおかしい。
噺に入ろうとして思い直し、「聴いておいて」と白鳥師匠の言い間違いを。
「インプラント」のことを、何故か「スプライト」
「それ違う」と言うと「あぁ、スプラッシュ」
「どうして離れていくんだ、自分一人じゃ受け止めきれないので話しておきます」
「熱血!怪談部」、体育会系の流石(ながれいし)先生が怪談部の顧問に。
「はい、起立!、礼!」
「そんなのいらないし~」
「怪談部だろっ!、霊に始まり、霊に終わるんだっ!」
「先生、さすが~」
「ながれいしです!」
このギャップが続く。
校内を見回りに行くと、次々と妖怪や幽霊が現れる。
そのすべてにダメ出しし、指導。
「化物使い」を彷彿させるけど、「運動場10周!」っていう肉体派。爆笑です。
白鳥師匠、「私はあの二人とは違って新作だけですから」と、寄席でトリを努めた時のお客さんの反応から。
この飄々とした風貌と語り。
今、一番気になってる噺家さん。
今回この噺を演ると決めていたという「隅田川母娘」
「テレビでは絶対見られません」、〇室ネタ、そりゃそうだ。
小学生のアイコちゃんの冒険。
親切にされたお礼に「おじちゃん、文化勲章いる?」って。
孫が少年院にいると聞いて「アイコが恩赦に、、、」
「アイコちゃんはおじいちゃんの後を継ぐのかい?」
「う~ん、いろいろ難しいんだ、、、法律変えなきゃいけないし、、、」
あ~っ、詳しく書けない。
決しておちょくってる訳ではないから楽しいんだろうな。
「初天神」や「目黒のさんま」が顔を出したり。
お客さんに「1.2.3.アイコちゃ~ん!」って唱和させてみたり。参加型なんだ。
3席とも新作の「新作祭り」でした。
スゲー楽しかった。
伝説の会になると断言しておきます。
名東文化小劇場