『第七回 春風亭一之輔ひとり会』 落語会147回目
『第七回 春風亭一之輔ひとり会』
愛知県芸術劇場小ホール
平成26年12月6日(土) 13:30~
「時そば」
「尻餅」
仲入り
「寝床」
前回は2月だったので、久し振りに感じる。
チケット完売、満席です。
「しげたまきこ~」と席亭の名を叫ぶ。
初めて自宅に電話があり、独演会の申し出を受けた時のエピソードを。
「夜10時に自宅へ電話は、非常識!」と。
大事な想い出なんだろうな。関係がうかがわれる。
「時そば」、よく聞く噺が何故こんなに面白いんだろう。
高圧的な蕎麦屋。
一々言い返された時の、「えっ」という困った表情。
餅をつく音、つき上がるまでのリズムの変化。
落語ってもちろん一人で演る芸ですが、この噺の中に登場する一人の男が何人もの声を使い分ける構造になってるんだ。
「そっか、これは入れ子と言えるのかな」、などと思いながら爆笑してた。
仲入り後、素人の落語を聴いて批評を求められるのが困ると言い「寝床」へ。
旦那の義太夫の会を、誰も聴きにこない。
目の前を通る三毛も向うに行ってしまう。
拗ねて布団を被る旦那、「ヤダ」って子どもみたいに。
機嫌を取りに来る三毛が番頭に目配せをする。猫又か。
3席とも、お客さんずっと笑ってる。
爆笑だけじゃなく、いつもクスクス笑ってる。
イイ感じの会でした。
実に楽しかった。
次回は平成27年9月25日でしたっけ。
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13-2