笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『大名古屋らくご祭2014 ~真冬の・夏の噺』 落語会150回目

『大名古屋らくご祭2014 ~真冬の・夏の噺』
平成26年12月22日(月) 19:00~
 
 
 
オープニングトーク 彦いち、喬太郎、白鳥、昇太
 
林家 彦いち 「青菜」
春風亭 昇太 「船徳
 仲入り
三遊亭 白鳥 「アジアそば」
柳家 喬太郎 「栗橋宿」
 
 
 
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「大名古屋らくご祭2014」中でも、この会は「真冬の・夏の噺」
会場に入ると、風鈴の音やセミの鳴き声の入ったBGM。
結構若いお客さんが大勢いる。
 
 
オープニングトークに、元SWAの4人登場。
Tシャツ姿にウチワやタオル。
毎年この時期に開催の会なので冬の噺に偏ってしまうというので、夏の噺をと。
 
彦いち師匠の、芸大を卒業してもアートでは食って行けないという話しから、それぞれの就職の話題へ。
すると昇太師匠が「オレ、ディズニーランドに入ってたかも」と。
ジャングルクルーズの船長にと誘われていたらしい。
「船頭」って言ってたけど、、、。
 
仲良し4人組といった雰囲気の、長めのトーク
着替えのため、途中彦いち師匠が抜けたけど、20分以上も。
 
 
彦いち師匠から。
ずい分前に白鳥師匠と海外へ行った時に強盗に遭ってしまい、戦おうとしてたら白鳥師匠にイキナリ背中を押され大男2人に挟まれるカタチになり戦意喪失。
その時の事を、最近の新聞のコラムで謝罪されたってマクラ。
 
そんなマクラから「植木屋さん、ご精が出ますな」って「青菜」だ。まさに夏の噺。
隠し言葉を忘れないように、身振り手振りを付け覚えようとする。
体育会系ですねぇ。
押入れから出てきた女房が大変なことに。
 
 
昇太師匠、まず彦いち師匠のオチの型にダメ出し。
「なんか、おさまりが悪い感じ」って。
噺はオープニングトークからの繋がりで、「船徳
 
若旦那がホントお坊ちゃんでイイな。
居候で三度のご飯の合い間は、二階から川を眺め「涼しい」と言ってるだけの生活。
自分の事しか見えてない若旦那の暴走。
 
対する船宿の連中や主人との遣り取りも子供みたい。
みんな貫録がないのが笑える。
 
 
仲入り後は白鳥師匠。
先ほどの彦いち師匠のマクラに対し、「大事なのは自分です、友情じゃありません
 
以前聴いた、たい平師匠の代バネ(トリの代役)を鈴本で努めた時のエピソード。
インド人が蕎麦屋をやってる噺を演った時の、お客さんの反応と行動を。
「・・・じゃ、その噺をします」と、「アジアそば」へ。
 
暑いので昼食は蕎麦にしようと思ってると、歌いながら近づいて来る人影。
「まぁふぁりぃくぅ、まぁふぁりぃたぁ、、、、」と、サリー姿のインド人。
 
インドネタの数々。
「インド人嫌いなもの2つ。1つは差別です。もう1つはパキ〇タン人」って。
蕎麦屋の前は牛丼屋だったとか。ダメでしょ。
 
パワーで押し切って行くのが凄いなぁ。
 
 
トリは喬太郎師匠。
こちらは白鳥師匠の蕎麦の食べ方にダメ出し。
「あんな高い位置じゃ食えない」と実演。なるほど。
 
登場人物と、物語の前半「お札はがし」の部分を簡単に説明しスタート。
静かに語り始める。
 
百両の金を幽霊から受け取り、主人の新三郎を死に追いやった伴蔵・お峰夫婦。
その後、故郷の栗橋宿で開いた荒物屋は繁盛し大店に。
大店の主となった伴蔵に、情婦が出来たかと馬子の久蔵にカマをかけるお峰。
 
久蔵に対し、押したり引いたりのお峰が圧巻。
こんな様にされたら、隠し事なんて無理。
全部バレてると思い込まされベラベラしゃべってしまい、そうじゃなかったと知ってアタフタする久蔵が可愛い。
 
帰って来た伴蔵を問い詰めるお峰。
開き直った伴蔵。そして改心したと見えた伴蔵。
 
土手の上、お峰殺しの場面で幕。
 
お見事。夏の噺、三遊亭圓朝作「怪談 牡丹灯籠」でした。
 
 
 
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昨年の『大名古屋らくご祭2013 ~ 新作派による古典シンフォニー』が落語会100回目だった。
100回目まで約約2年半。
今回が150回目って、今年1年で50回行ったことに。
だいたい週1ペースってことなのか。
 
う~ん、もう少しペース落した方がいいのかなぁ。
でも気になる噺家さん確実に増えてるし。
 
まぁ、その時次第ってことで。
200回目は何時になるのか。近いのか、、、。
 
 
今年はこれで落語会は終了。たぶん、、、。
 
 
 
 
愛知県名古屋市中村区 名駅1-2-1