『柳家さん喬独演会 其之五』 落語会161回目
第三六回 毎日落語会
『柳家さん喬独演会 其之五』
今池ガスホール
柳家 さん喬 「お節徳三郎」
仲入り
柳家 さん喬 「棒鱈」
柳家 さん喬 「抜け雀」
やっと暖かくなり春物で。
入口には「満員御礼」と。
喬の字さんは、ケータイの注意ネタから。
一八の「針、、、えらい!」と言う、ヨイショのキレ。
さん喬師匠、「待ってました」の声があちこちから。
「お節徳三郎」は、「花見小僧」+「刀屋」の通し。
大店の主人と番頭の関係性。
いかにも上品な感じの受け答えに、ちょっとしたユーモア。
後半の「刀屋」の主人も、また一味違った様子のたたずまい。
説得力あるんだよなぁ。
ここまでで、しっかり1時間半。
仲入り後、「『お節徳三郎』のサゲがねぇ」と、首をかしげる。
変えてみたこともあるけれど、「あざとい気がする」と納得してない様子。
「棒鱈」、さん喬師匠の田舎侍の破壊力。
赤ベロベロで、こんなに笑えるとは。
ここで終わってもと言いつつ、「抜け雀」へ。
あっけらかんとした一文無しの客。
宿の主人の慌て振り。
そして、落ち着いた老侍。
2時間半。
3席とも地口オチなんだ。
上質さ、堪能しました。
今池ガスホール