笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『志の輔らくごVol.30 立川志の輔独演会』 落語会170回目

志の輔らくごVol.30 立川志の輔独演会』
アートピアホール
平成27年6月25日(木) 18:30~


立川 志の麿   「つる」
立川 志のぽん 「金明竹
立川 志の輔   「猿後家」
 仲入り
立川 志の輔   「徂徠豆腐」



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イイ天気。昼は暑い。

2日連続公演の1日目。2日ともチケット完売。
昨年までの名鉄ホールから、会場がアートピアホールに替わる。


7番弟子の志の麿さんからスタート。
「つる」、ちょっと一本調子かな。


志の麿さんが引っ込んだ後、丸メガネの羽織姿の方が現れる。
湯呑みでも置きに来たのかと思ったら、そのまま高座に。
「誰だとお思いでしょうが、、、」と、4番弟子の志のぽんさんでした。
昨年1月千客万来ぶ+・大須演芸場で、客として来てたのに、東京まで帰りの運転手にされてましたねぇ。

噺を聴くのは初めて。
金明竹」、咬むこともなく中々のスピード。
のび太風の頼りなさそうな外見とは裏腹、しっかりした口調。
「この人いいゾ」、ちょっと注目。


やっと、志の輔師匠登場。
「独演会と言いながら、弟子が2人も、、、、」と、頭を下げる。

言い回し一つで、印象や意味が変わってしまうというマクラ。
未亡人と後家の違いから、「猿後家」へ。

源さんにお世辞を言われて、喜ぶ女将さんが単純で可愛い。
機嫌がコロコロ変わる。
猿回しのことを夢中になって話し、「あっ」という形のまま固まってしまう源さん。
しゃがれ声が魅力だなぁ。


仲入り後、「徂徠豆腐」
豆腐屋の七兵衛が面倒をみた貧乏学者。
その学者は後に赤穂事件の際に義士切腹を論じた、荻生徂徠だったという人情噺。
忠臣蔵」の説明を挟みつつ。
豆腐を美味そうにかき込んでるけど、「とうふっ、とうふっ」って聞こえる。

それぞれの立場、儒学者としての考え。
それぞれが納得するための提案、そしてケジメ。


2時間20分。
2席とも生で聴くのは初めての噺だった。

志の輔師匠って、余韻が爽やかな感じなんだよなぁ。


今年は2日間だけど、年1回なのでちゃんとチケット取らないと。
でも、なんか最近1年が早いんだ。



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ちょうど夢枕獏著「大江戸釣客伝」を読んでた。
吉良上野介を義父に持つ、津軽采女が主人公。
荻生徂徠を見い出した、5代将軍綱吉の側用人柳沢吉保
松の廊下で刃傷に及んだ浅野内匠頭に、とっさに組み付いた梶川与惣兵衛。
今回の噺に関係する人物が、多数登場。




アートピアホール(ナディアパーク11F)
愛知県名古屋市中区栄3丁目18-1