笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『落語とアート 林家たい平 × 浅見貴子』 落語会201回目

新春 『落語とアート 林家たい平 × 浅見貴子』

平成28年1月11日(月・祝) 14:00~


林家 たい平 「抜け雀」

トーク 林家たい平 × 浅見貴子



イメージ 1


地下鉄鶴舞線に乗り、乗り換えなしで豊田市へ。
駅から徒歩で10分強ですが、最後に勾配12%の登り坂。

整理券が先着170名・12時配布。
20分前到着で大勢の方が並んでましたが、いただいたのは80番。
その後、すぐに配布終了したよう。

レストランでのんびりと食事をすませ、庭に出て外観を楽しむ。


13時半から整理番号順に入場。
豊田市美術館の新収蔵品、浅見貴子さんの《双松図》が高座の後ろに。
浅見さんは、たい平師匠と秩父高校の同窓。
共に美大志望で、美術室で石膏デッサンを学んでたそう。
今回はその縁での会。


たい平師匠、グレーの着物に黒の羽織。
「墨の《双松図》に合わせて、無彩色の着物にしました」と。
会場にはお子さん連れのお客さんも多く、落語の約束事の解説を熱心に。
「画も落語も、その人がそこに何を観るのか、想像力が大切」と、屏風を振り返る。

旅の話題から、「駕籠は乗る方も、乗せる方も辛い」というマクラから。
今日は何の噺が聴けるだろうかと想ってましたが、「抜け雀」でした。
絵師の噺で、確かにピッタリ。
「墨を磨れ」と言われ、「絵師ってこうなんですか」とグチる宿屋の主人。
最前列に浅見さんが座っておられ、やたらウケてましたね。
しっかりとした目線、愛嬌のある目元。
1時間15分、熱演でした。


15分の休憩後、屏風の置き方を変え対談へ。
お互いの高校時代の印象や、恩師の事など。
たい平師匠が「アザミはさぁ~」と呼び捨てにしてたり、仲良さそう。

和紙の裏表両面を使い、墨の滲みを利用する。
枝といった骨格があり、手前から奥へと立体的に。
黒々と墨を乗せ、軽くすべらせまた墨を乗せを繰り返す。
葉にもなり、その周りの空気感にも。
抽象的でありながら具象的でもある。
松の木を俯瞰で見てるよう。


16時20分終了。
内容の濃い、充実したイベントでした。
実に良かった。



イメージ 2



イメージ 3



イメージ 4


終了後、限定30冊というサイン会。
にこやかに応対されてました。握手付き。



イメージ 5



イメージ 6



イメージ 7




愛知県豊田市坂本町8-5-1


イメージ 8

館内のレストランTERRACE(テラス)
ランチB 豚バラ肉の柔らか煮込み 職人風