『柳家さん喬・柳家権太楼二人会』 落語会221回目
めいとう名人会vol.13
名東文化小劇場
平成28年5月28日(土) 14:00~
柳家 さん光 「新聞記事」
柳家 さん喬 「一文笛」
柳家 権太楼 「不動坊」
仲入り
柳家 権太楼 「代書屋」
柳家 さん喬 「幾代餅」
けっこう混んでる地下鉄で上社駅へ。
開場少し前に到着しましたが、すでにロビーはお客さんでいっぱい。
満員御礼の案内が出てる。
さん光さん、4年間の前座修行の成果を婚活パーティーで発揮。
大活躍だったというマクラから。
「新聞記事」、あやふやな言葉を察してやる友人が笑える。
さん喬師匠、交通違反のキップを切られたことのグチ。
昨日までの伊勢志摩サミットで、「警官がやたら街中にいたでしょ」と。
かなり悔しかったみたい。
「一文笛」、最近聴く機会が増えた気がする噺。
自分の知略に酔うスリの男と、足を洗いカタギになっている兄貴分。
思わぬ結果に、下を向くしかない男。その消沈振り。
会場も聴き入ってる。
権太楼師匠は、特にマクラもなく「不動坊」
もー、にぎやかなこと。
お滝さんを巡る、男4人の大騒ぎ。
表情がイイんですよね。
ステキな笑顔。
ここまでで1時間25分。
幕が降りるけど、ここで終了なのか仲入りなのか分からず会場がザワつく。
仲入りのアナウンスがあり、ホッとする。
仲入り後、権太楼師匠で「代書屋」
愛想のイイ代書屋ってのは、存在しないんだろうなと思わされてしまう。
逆にムダに明るい客。
振り回される店主の困惑した様子。
爆笑の連続。
さん喬師匠の「幾代餅」
落ち着いた、しっとりとした雰囲気。
「花魁に会いたくて、初めて嘘を吐きました、、、ごめんなさい」
そうか、「ごめんなさい」なんだ。
幾代太夫の心を動かす一言。
「傾城に誠なしとは誰が言うた」が決まる。
タイプの違うお二人。
それぞれの魅力を再確認。
素晴らしい会でした。