『立川談春 独演会2016』 落語会222回目
『立川談春 独演会2016』
日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
平成28年6月5日(日) 15:00~
立川 談春 「子ほめ」
仲入り
立川 談春 「鼠穴」
朝には雨が上がったはずなのに、金山に着くと天気雨。
開場前のロビーにはお客さんが大勢待ってる。
時間通り幕が開くと、談春師匠が考えながらといった様子で登場。
「伝えたい事が沢山あって」と。前座もなしに。
「子ほめ」、口調がね、あっけらかんと。
「わっ、何これ、、、」、「へぇ~っ」
このポンポン言うリズム。
その後の、トークタイム。
なぜバラエティー番組に出ないのか。
「なるほど」という考察。
そして「徹子の部屋」には出た理由。
「だって、そばで見たいじゃない」って、フフッ、、、。
ここまでで50分。
「まだ50分なんだ」と思えた。濃かった。
仲入り後は、「夢は五臓の疲れ」という前フリから「鼠穴」へ。
生では初めて聴く。聴きいてみたかった噺。
商いで成功した兄を頼った弟。
冷たくあしらう兄に対する反抗心。
実は兄なりの考えがあり、後に分かってめでたしめでたし、、、で終わらない。
その後の展開の重苦しさ。
でも実は、というオチ。
「それ全部見ちゃったの」と、口をアングリといった表情。
最後は喜多八師匠との想い出。
そこからニノがらみで来た人のために、落語界の相関図の説明を。
50歳、ここから10年間何を為すのか。
「伝えたい事」、満載の2時間20分でした。