2017-06-30 「江戸の生きもの図鑑」 番外編その205 番外編 #アート 「江戸の生きもの図鑑 -みつめる科学の眼-」 徳川美術館・蓬左文庫 2017年6月2日(金)~7月9日(日) 鑑賞 2017年6月30日(金) 博物学は、動植物など自然物を観察し、その種類や性質・産地などを分類して記録する学問です。 日本では、東洋医学における薬学である「本草学(ほんぞうがく)」として古くから研究され、江戸時代には中国や西洋の新たな手法による研究の影響を受けながら大きく発展しました。 「図譜(ずふ)」はその研究成果の一つで、今でいうところの図鑑であり、対象が正確に、わかりやすく記録されています。 ただ、写真のように対象をあるがまま写し取るというわけではなく、科学の眼で取捨選択された情報によって構成されているのが特徴です。 知的好奇心と、探求への情熱に満ちた博物図譜の諸相をご覧いただくとともに、伊藤圭介らの活動を中核とする尾張地域の博物学についてご紹介します。 一、美しき図譜 二、日本の本草学略史 Ⅰ 江戸時代前期 Ⅱ 江戸時代中〜後期 三、園芸の流行と植物図 四、尾張の本草学 Ⅰ 本草学の展開 Ⅱ 嘗百社と伊藤圭介 五、尾張の殿様と本草学 Yahoo!ロコ