『第十回 柳家小三治独演会』 落語会18回目
『第十回 柳家小三治独演会』
平成24年8月30日(木) 18:30~
ウインクあいち大ホール(愛知県産業労働センター)
柳家はん治 「背なで老いてる唐獅子牡丹」
柳家小三治 「天災」
仲入り
柳家小三治 「転宅」
真夏日が続く、蒸し暑い夕べ。
後輩の送別会があったんですが、こちらの会を優先。(ゴメンよっ)
はん治師匠、柔らかな印象。
少ししゃがれた声、ゆるやかな話し振り。
高齢化した任侠の世界を楽しく聴かせてもらいました。
そして小三治師匠。
先ほどのはん治師匠の噺のせいか、登場したとき「親分!」と思ってしまいました。
いつもの長~いマクラは愛知県の名産でもある「イチジク」。
「他の所じゃできない」ってことで、そのこだわりを思い付くまま。
「東京のイチジクの木は、みーんな便所の横」って。
そういえば実家の庭にもイチジクの木があった。便所の横に、、、。
「天災」、「転宅」どちらも間の抜けた男のトボケ振りがやっぱりいいなぁ。
何気ない仕草や、ちょっとした返答の仕方にうなづいてしまう。
憎めない感じとか、すぐ流されちゃう感じというか、軽み。
うーん、上手いなぁ。
今回は穏やかな会という印象でしょうか。はん治師匠の影響が大きいのかな。
もう少し近くで見たいけど、この人気では席が取れただけで良し。
小三治師匠、大好きです。