『春風亭一朝 春風亭一之輔 親子会』 落語会25回目
平成24年11月9日(金) 19:00~
今池ガスホール
春風亭 一力 「牛ほめ」
春風亭 一朝 「尻餅」
春風亭 一之輔 「明烏」
仲入り
春風亭 一之輔 「がまの油」
春風亭 一朝 「天災」
11月に入りだんだん寒くなってきて、会場にはダウンジャケットの方もチラホラ。
ほぼ満席。19時ピッタリ開演。
まずは一力さん。
お父っつぁんも、佐兵衛おじさんも根っからの善人といった話し振り。
与太郎に何だかんだ言っても、可愛がってる感じですね。
一朝師匠。親子会というのがホントにうれしそう。
一門で宴会をした時、お店の人に「一番偉い人誰か分かる?」と尋ねてみると、
一之輔師匠を指差したなんてエピソードも披露。
「あいつは前から偉そうだった」と笑ってました。
噺はさすがですね。
「尻餅」の餅をつくリズム。手を叩いた時の「ポンッ」という音の気持ちいいこと。
ご自分でも「今日は芸が細かいなぁ」と、乗ってる様子。
「天災」での啖呵の威勢の良さ。決して下品ではないバランス。
ずっと聴いてたい。
一之輔師匠も「親子会というのはありがたいです」と。
「自分の師匠が楽屋にいるから言ってる訳じゃないですよ」と舞台袖をチラリ。
「明烏」、若旦那と町内の札付き二人との対比がお見事。
堅物と遊び人たち。
甘納豆をヤケ食いする二人と、布団から顔を出すフニャけた若旦那。
目覚めちゃった若旦那、、、。いいですねぇ。
「がまの油」の売り口上も淀みなく、小気味良し。
酔っぱらい具合も、刀で傷をつけた後のドタバタも楽しい。
一朝師匠の人柄でしょうか、噺の題材などは別として上品な印象。
いい会でしたよ。
ポッカPRESENTSということで、帰りにおみやげいただきました。
ありがとうございます。