笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『第3回新春せと末広寄席~柳亭市馬』 落語会33回目

『第3回新春せと末広寄席~柳亭市馬落語会』
平成25年1月12日(土) 13:30~
瀬戸蔵 つばきホール(瀬戸市
 
柳亭 市楽 「真田小僧
柳亭 市馬 「七段目」
仲入り
寄席囃子 太田その社中
柳亭 市馬 「二番煎じ」
 
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冬晴れ、日中暖か。
350席、チケット完売、満席。
 
まずは、二つ目の市楽さん
昨年10月、大須演芸場の『日本演芸若手研精会 なごや公演』以来。
マクラは前座や二つ目の仕事や役割の違い等。落ち着いた話し振り。
近所の通学中の子供の話から、「真田小僧」へ。
金坊がお金をせしめて逃げて行ってしまい、帰って来た女房にその話しを「聞きたいか」、と言うところまでのショートバージョン。
 
市馬師匠、明日は大相撲の初場所ということで、せと末広亭の名も入れ相撲甚句
やっぱりいい声ですねぇ。
 
「七段目」は芝居のセリフに手振りも加わり、実に楽しそう。
若旦那が刀を振り回しだすまで、だんだん夢中になって来る感じはさすが。
 
「二番煎じ」では、「火の用心」を気持ち良さそうに節を付けて唄う。
そして番屋に見廻りに来た役人が、湯呑みの酒を飲み干す仕草。
周りで「ゴクッ」って音が聞こえる程。ホント美味そうでした。
 
仲入り後、太田そのさんの三味線、市馬師匠の鉦、市らくさんの太鼓で「寄席囃子リクエスト」。
聴きたい師匠の名を、お客さんがリクエストするというもの。
司会役の市馬師匠が、師匠達のエピソードを語り、太田そのさんが出囃子を弾いてくれる。
小三治師匠、志ん生師匠、小さん師匠、圓楽師匠、枝雀師匠、談志師匠等。
三味線を弾く姿が絵になりますね。カッコイイ。
市馬師匠が「『七段目』はちゃんとしたお囃子さんがいないと」と言うのも納得。
長唄の「奴さん」を3人で唄って、太田その社中終了。
お囃子さんってなかなか拝見することがないんですが、お着物も渋く、素敵でした。「いい女」って、こういう感じの女性ですね(断言)。
 
「お客さんに楽しんでもらおう」という、市馬師匠の気持ちが伝わる会でした。
瀬戸まで行った甲斐がありました。
 
 
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     特別席(最前列)ということで、いただいた「特製手ぬぐい」。
     チケット発売初日にネットで一般席が繋がらず、特別席だと繋がったので。
     右太治師匠の文字に、会場近くの深川神社の陶製の狛犬の絵。