『第二回 名古屋テレビ塔寄席 海演隊』 落語会51回目
『第二回 名古屋テレビ塔寄席 海演隊』
名古屋テレビ塔内特別会場
平成25年4月12(金) 昼の部 14:00~ 夜の部18:30~
平成25年4月12(金) 昼の部 14:00~ 夜の部18:30~
夜の部18:30~
雷門 福三 「千早振るin名古屋」
柳家 三亀司 江戸曲独楽
雷門 幸福 「松竹梅」
仲入り
古池 鱗林 「西行 鼓ケ滝」(講談)
雷門 獅篭 「味噌蔵」
風が冷たく、3月中旬の気温に逆戻り。
テレビ塔下に立てられていた「海演隊」のノボリも激しくはためく。
アナログ電波塔としての役目が終わり、空いた機械室を利用。
空調がないため春と秋にしか開催できないとか。
いい時期のはずが、底冷えがする。上着が脱げず。
お客さんは35名。昼は32名だったそう。ゆったりです。
東海地方に演芸を広めたい、略して「海演隊」。
いつか聴くことがあるだろうとは想っていた、名古屋の噺家さんたち。
全員揃って見られるいい機会。
「かい、かいかいかい、海演隊~っ」とテーマ曲からスタート。
イエローの福三さん。
名古屋のスーパー銭湯のマクラ。地元色全開。
「千早振る」はまさかの展開。
噺が破綻しないところがすごい。先制パンチくらいました。
続いてグリーンの三亀司さん。色物さんです。
たくさん道具を持って登場しましたが、使ったのはほぼ独楽。
曲芸はもちろん、お客さんとのやり取りも面白く、話芸でも楽しませてくれます。
ブルーの幸福さん。前の三亀司さんが長過ぎとぼやきつつ、報告から。
ナゴヤドームで試合の前には「海演隊が大画面に映りますから」とのこと。
実はジャイアンツファン。で、すぐ噺に入りますと。
声量ありますねぇ。良く通る声。
梅吉のボケ具合や表情も良かった。
仲入り後、ピンクの講談士、鱗林さん。
ピンクのお着物。桜の季節に合わせたそう。
入場時にいただいた「海演隊あられ」を製造してる「あられの匠 白木」の紹介から。
講談は若き西行の慢心振りというか、厭なやつ感。
和歌を直されるたびに、頭の中でどう変わったかって考えてました。
講談ってなかなか聴けないんですが、面白いんですよね。
トリはレッドの獅篭さん。にこやかに登場。
笑った。リズムもイイし。
不思議な会場。内装なんとかならないかな。倉庫だもの。
でも楽しませてもらいました。面白い試みではあると思います。
「海演隊」、地元なのでまたどこかで必ず聴く機会があるだろうな。