笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『志の輔らくごVol.28 立川志の輔独演会』 落語会56回目

志の輔らくごVol.28 立川志の輔独演会』
名鉄ホール
平成25年5月17日(金) 18:30~
 
 
「大河への道」~伊能忠敬物語~
 
   
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5月も中旬。朝晩は涼しく感じられるけど、 日中は暑くなってきた。
仕事を終えてから軽く食べ、着席したのが開演10分前。
チケットは早々と完売、満席。
アスターの葉書抽選には落ち、チケットぴあの先行抽選でなんとか当選。
後方の隅の席。
 
事前にチラシが入手できず、会場入りして『「大河への道」~伊能忠敬物語~』口演予定と知る。
「本日、仲入りはありません」とのアナウンス。
 
幕が開き、志の輔師匠登場。
「お客さんが「1席だけだったね」と言って帰っていくのも何なので、まず30分やって、着替えだけして「大河への道」にします」とのこと。
 
で「みどりの窓口」ですが、これだけでも充分楽しませてもらう。
 
見台が用意されてる間に、着替えを済まされ「大河への道」へ。
福山雅治主演の「龍馬伝」が盛り上がっている頃の長崎への大河ドラマの影響や、訪れたシーボルト記念館でのエピソード。
そして千葉県佐原市(現・香取市)の伊能忠敬記念館で、日本列島の衛星写真大日本沿海輿地全図(通称・伊能図)がピタリと合う映像を見た衝撃。
これらの体験から生まれた噺。
 
伊能忠敬を、2018年の没後200年でなんとか大河ドラマにという千葉の役人。
「地球の大きさが知りたい」と願っており、55歳から全国沿岸を測量した伊能忠敬
大日本沿海輿地全図」を、伊能の死を伏し完成させた幕府天文方・高橋景保
交互に絡ませながら描いていく。
その場その瞬間で人はどうするのか、そこに面白味があり感動がある。
 
感じたのは志の輔師匠が「自分が受けた衝撃を伝えたい」という気持ち。
それを噺家として「どう表現するのか」ということだと想った。
 
最後にマクラで語っていた「日本列島の衛星写真と伊能図がピタリと合う映像」と、完成40年後にイギリス艦隊が日本沿岸の測量を強行しようとしたが伊能図を見せられ、その正確さに驚き中止となった旨のテロップが映しだされる。
そして矢野健夫氏の超低空飛行撮影による、伊能忠敬たちが測量したであろう知床の沿海部の映像。
バックに流れるのは、サディスティック・ミカ・バンドの「黒船」。
 
2時間半。
志の輔ワールド堪能。
 
2週間前、穂の国とよはし芸術劇場PLATでの『高座開き「立川志の輔独演会」』 へも行きましたが、また違った感動を味わえました。
 
次回もチケット取れるか心配だなぁ。
 
 
 
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