『柳家権太楼 名古屋独演会』 落語会57回目
『柳家権太楼 名古屋独演会』
名古屋市名東文化小劇場
平成25年5月18日(土) 15:00~
柳家 右太楼 「千早ふる」
柳家 権太楼 「寝床」
仲入り
柳家 権太楼 「幾代餅」
朝からいい天気。暑くなってきたので半袖1枚。
地下鉄で上社駅に隣接した名東文化小劇場へ。
開場となり入ろうとすると「ちょっと待ってくださ~い」と、係りの方の声。
何かと思ったら「太鼓鳴ってるか見てきます」とのこと。
「鳴ってますので、どうぞ」で入場。こだわりがイイ感じ。
まずは、右太楼さん。
3月の大須演芸場『なごや市馬落語集』で風流寄席囃子の司会もされ、知識も豊富、場も上手く仕切ってたし、もちろん噺も上手い。今回楽しみにしてました。
ちょっとしゃがれたような声。
古典をきっちり聴かせてくれるし、仕草もスマート。
面白かっただけに、時間が短く感じてしまいアッサリ終わっちゃった感じ。
やっぱり、もっと聴きたいと思ってしまう。
権太楼師匠登場、貫禄あります。
お母様が81歳の時、玉三郎の「藤娘」を見て「私もやる」と奮起されたという、芸事のマクラから「寝床」。
表情が実に豊か。笑った時の目がかわいいこと。
身振り手振りも大きく、楽しそうに演じる姿。気持ちの良い笑い。
「幾代餅」もただの人情噺にはせず、笑わせてくれる所もたっぷり。
寝込んでしまった清蔵と、搗米屋の女将さんの遣り取りには会場爆笑。
「吉原はいつ行く?」「今でしょ!」なんてのも。
文句なしに面白かった。
「寄席の爆笑王」というネーミングセンスはどうかとは思いますが。
350席、このくらいのサイズの会場って良いですよね。