『井上洋介図鑑展-漫画、タブロー、絵本-』 番外編その56
『井上洋介図鑑展-漫画、タブロー、絵本-』
刈谷市美術館
平成26年1月11日(土)~2月23日(日)
鑑賞 平成26年2月16日(日)
落語会のついでの美術館めぐり。
刈谷駅から歩いて10分ほど。
正直、「くまの子ウーフ」の絵ぐらいしか知らないかなぁ
絵本作家だと思ってた。
チラシのペン画を見ると「そっか、この人か」と。
1950年代の、大人向けのマンガが前衛芸術と捉えられてた頃の作品。
あるいは戦争体験から来るのであろう、暗い色調の中、物を食べるデフォルメされた人々の姿。
「飢餓」を強く意識させる。
抑えられた照明のため、かえって何が描かれているのか分からない不気味さ。
最後のコーナーに黒幕で囲まれたスペースがあります。
できれば一人で入って。
明かりは電球が1つ。衝撃的。
一人のアーティストの多面性が感じられました。
逆に内面の一貫性が理解できるような気にも。
絵本のコーナーはホッとする。
部屋の真ん中に丸机。
絵本が10冊ほど。
壁には絵本の原画。
「アナボコえほん」の中の、海のアナボコから魚が顔出してる絵には参った。
素晴らしい。
また1冊お勧めの絵本を見つけたって感じ。
入場料300円はお得感あり。
面白かったなぁ。