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「ひかりごけ」 ハラプロジェクト 番外編その63

ハラプロジェクト 公演
平成26年4月25日(金)~28(火・祝) 〈全8公演〉
 
鑑賞 平成26年4月26日(土) 夜公演 19時~
 
 
 
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ネタバレ有り。未見の方、注意。
 
 
 
上着が必要ないほどの、暖かく良い天気。
 
40分前に到着。
もう開場してました。
しげちょいさんが客入れ。
 
白い布が張り渡されただけのシンプルな舞台。
ほぼ定刻でスタート。
 
椅子が4脚。
4人の男のセリフのみで進んでいく。
なまりのある言葉に引き込まれる。
 
食べることは生きること。
食べなければ死ぬ。
根源的なこと。
 
人が人を喰うという行為。
文化、理性、良心、人間性、他人の目、何が抑えているのか。
 
 
二幕は法廷。
役者が女性に代わる。
ただ一人生き残った船長。
 
人肉を食った者に現れるという「口の中に見える光の輪」
そして人肉を食った者には見えないという「光の輪」
 
セリフに呼応する、印象的なギターの音色。
他の誰にも「光の輪」が見えていない事を知った船長の叫び。
 
暗転し、一人また一人と「光の輪」が現れて行く。
そして消えていく「光の輪」
 
 
何が正しく、何が正しくないという判断を超えざるを得ない。
その事実を背負っていくしかない、救われる者のない世界。
 
 
試演会の後、本公演としたハラプロジェクト。
その想いの詰まった暗闇の時間。
 
生物として生きるって何だろう。
人間として生きるって何だろう。
そんな事を考えてた。
 
 
終演後のあいさつでは、原さんも言いたい事や伝えたい事が沢山ありすぎて戸惑っているようにも見えた。
 
全員で声を合わせ、「ありがとうございました」で終了。
 
 
こちらこそ濃密な時間を「ありがとうございました」
 
 
 
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ここもポイントだなぁ。
 
 
 
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ハラプロジェクト