笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

水江未来 「DREAMLAND」 番外編その211

APMoA Project, ARCH vol.21  
水江未来 「DREAMLAND」
愛知県美術館 展示室6
2017年4月7日(金)~平成29年5月28日(日)
 
鑑賞 2017年5月4日(木・祝)
    2017年5月13日(土)


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水江未来(みずえ・みらい、1981年福岡生まれ)は、インディペンデント・アニメーション作家として、既に10年以上の活動を続け、アヌシー(フランス)、ザグレブクロアチア)、オタワ(カナダ)、広島の、いわゆる四大アニメーション映画祭のすべてに出品を果たすなど、国際的に実力を認められています。
現在、日本のインディペンデント・アニメーションは活況で、毎年のように若く新しい作家が輩出されています。
これらの作品は多くのTVアニメに見られるような、明解な物語性から脱したものが多数存在しますが、人間や動物をモチーフにしたキャラクターが登場し、作品を進行させてゆくパターンが多いのも事実です。
こうした中にあって、一貫して抽象的な形態をモチーフに制作を続けている水江は、インディペンデント・アニメーションの世界でも稀有な存在であるといえます。
水江の作品は、その描写を細胞レベルから説き起こしている点に特色があります。細胞の増殖や新陳代謝という生命活動をベースにしたアニメーション表現はヴィヴィッドであり、描くことそのものの勢いを感じさせます。
そしてその勢いが、作品展開におけるイメージの連鎖と飛躍につながっているといえます。
さらに本展で初公開される新作《DREAMLAND》では、生命の循環というモチーフが、人間の創造物である建築や都市のレベルへと展開しています。
本展は国際映画祭の常連作家となった水江が、公立美術館で行う初めて手掛けるインスタレーションとなります。
抽象アニメーションをベースに、それを空間的な方向へ展開しようとする今回の試みは、彼の新しい可能性を切り開く第一歩となるでしょう。


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