笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『幽霊・妖怪画大全集』 名古屋市博物館 番外編その71

福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集』
名古屋市博物館
平成26年5月21日(水)~7月13日(日)
 
鑑賞 平成26年5月24日(土)
 
 
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陽射しがまぶしいイイ天気が続いてる。
 
土曜日の午後、お子さん連れがいっぱい。
 
会場は2室
「第1章 幽霊画の世界」
「第2章 妖怪画の世界」
 
大きなのれんを潜ると薄暗く、灯明風の照明があったりして中々の雰囲気。
 
「プロローグ 笑う骸骨」のコーナーから。
歌川国芳の大判錦絵「相馬の古内裏」の大ガイコツがお出迎え。
伝・円山応挙の「波上白骨座禅図」が表情を感じ、面白い。
 
死体の変遷を九の場面にわけて描く「九相図」
本で見たことはあるけど、実物は初めて見た。
小っちゃい子がたくさんいたけど、これトラウマにならないかなぁ。
 
 
「第1章 幽霊画の世界」
で、こちらも「伝・円山応挙 幽霊図」から。
これ「美人画」だなぁ、気品がある。
 
ここからず~っと「幽霊画」の展示。
お子さん連れは、早く次の「妖怪画の世界」の展示室に行かないと。
嫌がってる子供多数。
でもジ~ィっと真剣に見てる子もいたりする。
 
肉筆画の後、歌舞伎を題材にした錦絵(浮世絵)
四谷怪談」のお岩や、皿屋敷」のお菊。
「怪談小幡小平治」や「怪談牡丹燈篭」など、知ってるものをじっくり見る。
 
キャプションが付けられてるのが面白い。
画の中の人物が話し掛けるスタイル。
 
 
「第2章 妖怪画の世界」
楽しみにしていた「尾形守房 百鬼夜行絵巻」の器物たち。
会期中に場面替えがあるということで、絵巻の途中まで。
う~ん、見たいけど後半に来られるだろうか。
 
今回は何といっても「伊藤若冲 付喪神図」でした。
これが江戸中期!っていう驚き。
 
実際にあったという化物退治、「筑前国宗像郡本木村化物次第書 全」も。
正体は狸で、犬にやられてしまうという最後。
巷説百物語」の「芝右衛門狸」を思い出してた。
 
 
幽霊や妖怪をどう捉えていたのか(楽しんでる)が、分かるような面白い展示でした。
水木しげる大先生の影響はスゴイなぁとも、水木マンガの妖怪たち)
 
 
 
スマホにアプリをダウンロードしておくと、AR(拡張現実)技術が楽しめます。
チラシや図録、会場内のコーナーでスマホをかざすと、妖怪が飛び出てくる。
子供よりも、大人が楽しんでた印象でした。
 
 
 
 
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会場内でグルっと一回り。 
 
 
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外にもポイントありました。
 
 

 
名古屋市博物館
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1