笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『丹羽康博 詩としての行為』 番外編その77

APMoA Project, ARCH vol. 10 
丹羽康博 「Action AS Poetry -詩としての行為-」
愛知県美術館 展示室6
平成26年6月20日(金)~7月21日(月・祝)
 
鑑賞 平成26年7月5日(土)
 
 
APMoAプロジェクト・アーチとは、愛知県美術館学芸員と作家との協同によって作られる展覧会です。
このプロジェクトが作家の表現活動をサポートし、作家、美術館、鑑賞者の架け橋となることができれば、という思いを込め、ARCH(アーチ)と名付けました。
愛知県美術館学芸員が、いま当館で紹介するにふさわしい作家を選び、企画展の会期に合わせてご紹介します。
 
 
 
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アーティスト・トークがあるということで、参加してきました。
12階のアートスペース。
 
参加者はセーラー服の高校生から年配の方といった様々な年齢層。
30名ほどで、女性の方が多いかな。
 
プロジェクターの写真を見ながら、丹羽康博さんが作品についてトーク
美術用語や美術史は学芸員の中西園子さんが解説といったスタイル。
 
 
一人の作家さんの変遷。
表現の変化。
素材に対するアプローチの仕方。
何を考え、何を創り、何を伝えようとしているのか
 
 
いろいろな言葉、いろんなヒント。
「自分ではコンセプチュアル・アートをやっているつもりはない」
「死をどう受けとめるか。自然とどう向き合うのか」
「普段の生活の昇華として、作品ができてしまっている」
 
 
〈詩としての彫刻〉シリーズの中の「I caught a falling-leaf.」
落ちてきた木の葉を掴み取り、そのまま紙の箱に入れた作品。
 
木の葉が落ちて来た時の状況。
瞬間的なその時の音を意識しすることにより、意識が拡がっていく。
これはどこでもできる。同じ事をして追体験できる。
 
詩は、言葉と言葉が組み合わさって表現をするもの。
日常の言葉を繋ぎ合わさた、散文的なものでも飛躍が生まれる。
言葉で表せない物を表現出来ないか。
素材に対して働きかけることにより、飛躍が生まれる。
 
 
展示室に入ると不思議な空間になってる。
元々の展示室のカーペットをはがし、積み上げた「untitled(carpet)」
表面を取り除き、その下を見せる、あるいはその行為と時間。
平面を立体として捉えるということなのか。
なぜ高さが違うのか、中心点に意味があるのか。
 
 
こちらに考えさせる展示。
トーク終了後、見直してみた。
日を替えて、もう一度。
 
新しい発見。自分の中でも変化が起こる。
こういった体験が出来ることが面白い。
 
 
 
 
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愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
 
 
丹羽康博ホームページ
 
 
 
アップするのが遅くなりました。
行った順番になってませんが、参考までに。