笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『あなたのリアル、わたしのリアル。』  番外編その78

『あなたのリアル、わたしのリアル。 What is Real? Where is Real?』
平成26年6月20日(金)~7月21日(月・祝)
 
鑑賞 平成26年7月5日(土)
 
 
展覧会趣旨
 
 私たちが生きている現実の世界。そこには、まだ私たちが気づいていない未知の様相があるかもしれません。古今東西の芸術家たちはその問題に、それぞれの独創的な手法をもって鋭く切り込んできました。「写実主義」と訳されるリアリズムでさえ、単なる現実の忠実な写しではないことも珍しくありません。〈リアル〉とは何か、それはどこにあるのか? 当館が所蔵する〈リアル〉をめぐるさまざまな作品に触れながら、あなたの〈リアル〉をお探しください。
 
 
見どころ
 
 リアリズム、シュルレアリスムスーパーリアリズム(ハイパーリアリズム、フォトリアリズム)、またそれらの分類には当てはまらない多様な作家たちの作品を、流派の垣根を越えて、広い展示室の中に混在させて展示します。街を歩きながら、いくつもの街角でさまざまな〈リアル〉に出会う――そんなわくわくするような感覚で本展をお楽しみいただけます。 
 
 
 
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愛知県美術館の収蔵品の中から、テーマに沿った作品を展示するコレクション展。
 
土曜日でしたが、空いてました。
 
入るとすぐ左手にチラシにある、上田薫 《なま玉子G》
まず大きさに驚く。
黄身や白身に映り込む、室内の様子や光の反射。
 
そして今回の自分の中でのNo.1
イ・ファン=クォンの《A Wondering Man》
細く引き伸ばされたような人物の立体。
何だろう、湾曲したガラスに映った姿を3Dにしたような、傘をさす青年。
グルグル回って眺めた。
不思議な感覚を受ける。
 
 
コレクション展で見たことのある作品もあるけれど、初見も多数。
様々な表現方法。
様々な切り口。
 
 
最後は、さわひらきの映像作品 《Going Places Sitting Down》
部屋の中でゆったりと動いている木馬。
リアルな夢のような世界。
 
この映像の音楽が隣の展示室に聞こえてきて、それがまたイイ雰囲気。
 
 
空いてるんで、ゆっくり楽しめました。
 
 
企画展を出て、コレクション展へ。
 
展示室4には、舟越桂の彫刻作品が6点。
木彫に彩色が施された人物などの像。
 
それぞれの像の視線がぶつからない配置と照明。
《戦争を見るスフィンクスⅡ》の衝撃。
厳しい顔付きにも見えるし、人間をあざ笑っているようにも見える。
人を越えた存在。
 
 
展示室5には、クリムトの《人生は戦いなり(黄金の騎士)》などの20世紀美術。
 
展示室6は、
APMoA Project, ARCH vol. 10
丹羽康博 「Action AS Poetry -詩としての行為-」
 
こちらのレポは別にアップしてます。
 
 
展示室7は、木村定三コレクション
『風外、白隠、仙厓 - 禅画のユーモア』
 
企画展の会期に合わせて展示が変えられています。
行くたびに新しい作品が見られるので、この展示室だけでも時間が掛かってしまう。
墨の濃淡の味わい。
 
 
展示室8は、『創作版画 - 近代を刻んだ作家たち』
 
 
多彩な展示ですね。
面白かったです。
 
 
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次回の企画展
『これからの写真 - Photography Will Be』
平成26年8月1日(金)~9月28日(日)
 
こちらも行く予定。
 
 
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愛知県名古屋市東区東桜1丁目13-2
 
 
アップするのが遅くなりました。
行った順番になってませんが、参考までに。