『これからの写真』 番外編その88
『これからの写真 - Photography Will Be』
見どころ
従来、写真はカメラで撮影され紙にプリントされたものを指していました。しかし、デジタル技術の革新にともない、写真をめぐる環境は急激に変化しています。特定の技術としての写真は多様なデジタル技術の中で、その輪郭を失いつつあると言えます。
また、現代アートの領域では、写真、映像、立体など幾つもの形態を自由に選択しながら作品を創作する者も少なくありません。
こうした現状を意識して、本展では、空間、時間、鑑賞者との関係性など様々な視点から写真とイメージの様相を探ります。平面作品のみならず、映像や立体作品を含む9名の芸術家、写真家の表現から、これからの写真の在り様が浮かび上がるでしょう。
[出展作家]
鈴木崇
新井卓
田代一倫
木村友紀
鷹野隆大
鷹野隆大
田村友一郎
加納俊輔
撮影可能な作品もありました。
鈴木崇 《BAU》シリーズ
《上野町から掘り出された腕時計/長崎原爆資料館のための多焦点モニュメント、マケットNo.1》
田代一倫 《はまゆりの頃に》
木村友紀 《Interior 6L01~107T》
田村友一郎 《T氏の部屋》
加納俊輔 《layer of my labor (tape on marble)》
平日の午後でしたが、結構お客さんがいました。
9人の作家の作品展示。
印画紙を使用した、いわゆる写真だけではなく立体的な作品、体験型の作品、映像作品、多用な形式の数々。
しかし、いずれも写真に向き合う作家性。
震災後が重要なテーマの一つでもあった、「あいちトリエンナーレ2013」を引き継いでいるかのような側面も。
『これからの写真 - Photography Will Be』というタイトルですが、これらの作家たちの「今までの写真」を展示することによって、「これからの写真」の可能性を探ろうとする試みなのかと想いました。
作家の並び順というか、見せて行く過程も練られてますね。
川内倫子氏の映像作品で終わるところなんか、考えさせるようになってるなと。
もう一回行こうかな。
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13-2
アップするのが遅くなりました。
行った順番になってませんが、参考までに。