2013-07-10 シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』 番外編その35 映画 #邦画 シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』 ミッドランドスクエアシネマ スクリーン3 観賞日 平成25年7月10日(水) AM9:20~ 155分(第1幕:80分/第2幕:75分) 最高気温が36℃、37℃が続き、朝からエアコンを点ける日々。 平日ですが8~9割の入り。 ほとんどおばさま方。歌舞伎界はこの方々が支えてるんだなと実感。 原作が三遊亭圓朝の怪談噺なので行ってみました。 坂東三津五郎が三遊亭圓朝役で、高座で「怪談 牡丹燈籠」を語るという趣向。 これが良い。見事な噺家振り。さすがです。 旗本の娘のお露(中村七之助)の清楚さもイイんですが、その下女のお米(中村吉之丞)のセリフまわしが抜群。今回の収穫。 伴蔵(片岡仁左衛門)とお峰(坂東玉三郎)は、見事な夫婦の機微。 お峰の茶目っ気が笑えました。 怪談噺ではありますが、怖いという感じではなく笑いもたっぷり。 ラストの「お峰殺し」の場面は、これぞ歌舞伎の様式美。 映画自体は正直言って、舞台中継のよう。 カメラワーク等『人情噺 文七元結』には及ばない。比べちゃいけないのかな。 2時間45分・休憩含む。 映画の途中で休憩が入るなんて「2001年宇宙の旅」以来かも。 パンフレットは売り切れでした。残念。 シネマ歌舞伎『怪談 牡丹燈籠』 シネマ歌舞伎初の怪談噺。 18年ぶりに仁左衛門・玉三郎が、伴蔵お峰夫婦を演じた平成 19年10月の歌舞伎座公演。 三津五郎が円朝となって高座にあがり「牡丹燈籠」を話す 趣向で、幽霊より恐ろしい人間の業を描く。 配役 伴蔵:仁左衛門 三遊亭円朝/船頭/馬子久蔵:三津五郎 萩原新三郎:愛之助 お露:七之助 女中お竹/酌婦お梅:壱太郎 お米:吉之丞 お国:吉弥 飯島平左衛門:竹三郎 宮野辺源次郎:錦之助 お峰:玉三郎