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名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『広重 雪月花~広重の三枚続揃物』 番外編その60

『広重 雪月花~広重の三枚続揃物』 浮世絵版画企画展<復刻版画>
三菱東京UFJ銀行 貨幣資料館(東区赤塚)
平成26年2月4日(火)~平成26年4月20日(日)
 
訪問 平成26年4月19日(土)
 
 
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『「雪月花」とは、冬の雪、秋の月、春の花(桜)に代表される四季折々の自然美の総称で、白居易(はくきょい)の詩「寄殷協律」(いんきょうりつにきす)の「雪月花時最憶君」(雪月花の時最も君を憶(おも)う)の句からきています。』
 
 
最終日の前日。
 
こちらの資料館には何度かお邪魔してたので、休館日や開館時間のチェックをすっかり忘れてまして、15時半過ぎに行って入館できず、次は祝日に行ってしまいシャッターが降りてて退散。
そんな失敗がありまして、やっと見てきました。
 
 
木曽路之山川」の雪、「武陽金沢八勝夜景」の月、「阿波鳴門之風景」の浪を花に見立て、雪月花の組み物としています。
3枚で1つの画あるいは3枚が互いに呼応した続絵(つづきえ)である三枚続揃物。
 
 
印象としては「静か」
デフォルメされた風景ではありますが、奇をてらったものではなく、ただ静かに遠くから見下ろしてる感覚。
晩年期(没する前年)の作でもあるからなんでしょうか。
 
「阿波鳴門之風景」の渦の表現も素晴らしい。
「渦」好きなんです。
 
 
他に美人画2種、そして縦に2枚継いだ掛物絵2種もありました。
 
 
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画像は「三菱東京UFJ銀行 貨幣資料館」のHPより。
 
 
「雪月花」というと、先日66年ぶりに発見された喜多川歌麿の肉筆画「深川の雪」が話題になりましたね。
 
 
若い頃 の白居易(白楽天)が登場する、夢枕獏・著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」 (全4巻)を、ちょうど読んでたので、見られて良かった。
 
 
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登録しておくと案内ハガキが送られてきます。
それを持参すると絵ハガキが1枚いただけます。(数種類から1枚)
 
今回は、「保永堂版 東海道五十三次之内 関(本陣早立)」をいただきました。
日本三関の一つ「鈴鹿の関」のおかれたところで、古来交通の要所。