『身近な小宇宙-室内を描く-』 番外編その61
『身近な小宇宙(コスモス)-室内を描く-』
平成26年3月8日(土)~5月11日(日)
訪問 平成26年4月19日(土)
その前の美術館めぐり。
落語会のついいでです。
土曜日の正午過ぎ。良い天気。
空いてる。
いつもは満車のことが多い、美術館の敷地内の駐車場に車が2台のみ。
1時間弱で、他のお客さんは6人しか見なかった。
ほぼ独占状態の展示室。
今回、「身近な小宇宙」がテーマ。
入口をはいると、画家(島田章三)のアトリエが再現されてる。
ただ所蔵作品を展示だけではない工夫。
以前の展示で見た覚えのある作品も、見直すと印象が変わるのも面白い。
今回、良いと思ったもの。
吉田善彦「ラスター瓶の花」
金や銀を使った絵って、今まであんまりピンとこなかったんですが、この作品で見方が変わりました。
バックに使われた、実にやわらかな金。
ラスター彩の表現と、薄く重ねられた絵の具による瓶の質感。
中村彝「婦人像」
胸をあらわにしながら、こちらに向けられる視線。
こんな瞳で見つめられたら、、、。
レオナール・フジタ「花を持つ少女」
宗教画を思わせるような静謐さ。
細く黒い線と白い肌。
棚に置かれた静物たち。
間近で見る印象と、少し離れて見る印象の差。
他の人がいないので自由に見てた。
次回は「シャガール版画展」(5月17日~)なので、混むだろうな。