『広重 名所江戸百景 夏・秋』 番外編その86
移転開館5周年 浮世絵特別展
『広重 名所江戸百景 夏・秋』
三菱東京UFJ銀行 貨幣資料館(東区赤塚)
平成26年7月15日(火)~平成26年9月7日(日)
平成26年7月15日(火)~平成26年9月7日(日)
訪問 平成26年8月17日(日)
版元の魚屋栄吉(うおやえいきち)により、広重60~62才(安政3(1856)年~5(1858)年)にかけて刊行されたこの作品は、広重自身が描いた118枚に、2代目広重による1枚と目録絵を加えた120枚で全揃となります。
今回は「夏の部」全30点と「秋の部」のうち10点を抜粋して公開いたします。」
お盆休みの最終日ということもあるんでしょうが、普段よりお客さんが多い。
といっても10人ほど。
復刻版ではなく、オリジナルの展示。
これぞ広重といった鳥瞰構図の作品が並ぶ。
今回のメインとも言える「大はしあたけの夕立」は、やはりイイなぁ。
対岸が斜めの不安定さ。
雨のシャープな線。
「猿わか町よるの景」
夜の賑わいを見せる町と人々の様子と、夜空に浮かぶ満月が秋の寂しさ感じさせるような対比の構図。
典型的な一点透視図法ではあるけど、それより人々の姿と影を楽しむ。
全般的に保存状態も良く、グラデーションが素晴らしい。
画像は「三菱東京UFJ銀行 貨幣資料館」のHPより。
登録しておくと案内の葉書が送られてきます。
それを持参すると絵葉書が1枚いただけます。(数種類から1枚)
今回は「神田紺屋町」をいただきました。
落語「紺屋高尾」の久蔵も、この町で染物職人として働いてたんですね。
染物のブルーと、間を通る風を感じられるような涼しげな作品。
染物の「魚」は版元魚栄、その奥の「広」は広重をデザインしたものとの事。
三菱東京UFJ銀行 貨幣資料館
アップするのが遅くなりました。
行った順番になってませんが、参考までに。