ハラプロジェクト-祝祭劇 「姥捨・春夏秋冬」 番外編その125
ハラプロジェクト-祝祭劇 「姥捨・春夏秋冬」
平成27年6月18日(木)~29日(月)
鑑賞 平成27年6月19日(金) 19:00~
小雨が降ったり止んだり。
客入れ担当は、いつも通りしげちょいさん。
お客さんは60人程で、客席には余裕があり、しげちょいさん手持ち無沙汰。
でも予約のお客さんが遅れてるのが判明してからはテキパキと。
「とおい、とおい、むかしのはなし」
「とおい、とおい、みらいのはなし」
冬、布団を被ったババと孫娘のつぶやきから。
春、見初めの季節。
村の人々が唄い踊る。
何をどう組み合わせたのか良く分からない、華やかな色の衣装。
奇妙だけれど、祭りの少しエロティックな喜びのダンス。
夏、孫娘は、自分は犬だった、カエルだった、蝶だったと。
ババは、自分はイカだった、クジラだった、クラゲだったと。
生まれ変わり、死に変わり、楽しかった想い。
ババは孫娘に、「もう時間だ」「お山へ行く」と告げる。
孫娘にババが残すモノ。
ババをお山へ連れて行った息子の想い。
お山を下りる息子を見送るババの視線。
お山に来たババを祝うムシたち。
餅つきが始まる。
集団としてのパフォーマンス。
一人になり踊るババ。
知久寿焼「月がみてたよ」の歌詞が沁みる。
同じ踊りを繰り返し繰り返し、ババは来し方を想うのだろう。
秋、黄色に染まった田。
収穫の祭の中、村の人々は賑やかに踊ってる。
その中には笑ってる孫娘も居る。
「すこし、むかしのはなし」
「すこし、みらいのはなし」
暗闇の中で終了。
舞台に全員が揃う。
原さんから、「姥捨・春夏秋冬」について。
初演が10年前、5年前にも再演したが、今年でハラプロ10年目ということ。
その間のことや、原さんの元に集まって演じてる若者たちに対する感謝。
そしてこれからの活動を。
最後は全員踊りながら退出。
芝居を見るってのは、イメージの連続にさらされる。
見終わってからは、頭の中でいろんなことがグルグルしてる。
これが楽しい。
この先も楽しませてもらえるなぁ。
原さんにサインいただきました。
「名前入れましょうか」と言っていただけたのでお願いしました。
「どろいど」のはずが、「どろいろ」に、、、。スミマセン。
ハラプロジェクト