「芸術植物園」 番外編その129
「芸術植物園 BETWEEN BOTNY AND ART」
平成27年8月7日(金)~10月4日(日)
鑑賞 平成27年8月12日(水)
植物の特徴を客観的に把握しようとする科学的な眼と、植物を美的なものとして感じ取ろうとする芸術的な眼との違いはどこにあるのでしょうか。また、これら二つの眼は両立しない正反対のものなのでしょうか。古代の植物文様から、江戸時代の花鳥画や植物図譜、近代の奇妙な植物写真、造花のように人工的な植物を用いた現代美術まで、古今東西さまざまな美術作品に登場する植物と、その当時の植物学との密に絡み合った関係を解きほぐしながら、植物を集め分類することや、新しい植物を生み出すことに魅せられた作家たちの多彩な表現をご紹介します。
正午過ぎ。
予想以上にお客さん入ってました。
入口を入るとすぐ、金屏風が目に飛び込んでくる。
田中訥言《百花百草図屏風》
凹凸のある画材に金箔という独特の質感。
最初にやられてしまいました。素晴らしい。
会期中に展示替えがあるということで、今は右隻のみ。
その他もテーマごとに工夫されたアプローチ。
百華文七宝大壺の緻密さ。
こんな物が作れるのかという驚き。
チラシにも使われている、カール・ブロスフェルトの写真。
《トリカブトの新芽》
シリーズで12枚が展示され、どれも彫刻を思わせる幾何学的な美しさ。
狩野哲郎《あたらしい植物》は新作のインスタレーション。
植物図鑑から切り取られた植物のイラストが、そこに生えてるかのよう。
豊穣を感じてしまう。
展示は六章の構成。
第一章 植物にたくす
第二章 植物をあつめる
第三章 植物をみる
第四章 植物をうつす
第五章 植物をつくる
第六章 植物をしらべる
実に楽しい。
長居できます。
地下のNADIFFを覗くと、多肉植物が販売中。
名古屋市東区東桜一丁目13番2号