笑いからかす!

名古屋近辺で落語会行ってます。 ついでの美術館巡りなど。

『笑福亭瓶太親子会』 落語会87回目

 
『笑福亭瓶太親子会』 
平成25年9月29日(日) 14:00~
名古屋市西文化小劇場
 
笑福亭 鉄瓶 「時うどん」
三遊亭 鬼丸 「新岸柳島
笑福亭 瓶太 「上燗屋」
 仲入り
笑福亭 鶴二 「ハンカチ」
笑福亭 鶴瓶 「かんしゃく」
  
 
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朝晩はかなり涼しくなってきたけれど、日中はまだ最高気温28
信号待ちの時は日影に。
 
チケットは早々に完売。満席です。
 
鶴瓶師匠が弟子たちに「自分の縁のある土地で会をやれ、出たるから」ということで、昨年から始まった落語会。
瓶太師匠の奥様の出身が名古屋ということで。
 
昨年の『三国落語漫遊記』は予定が合わず行けなかったので、今回初参加。
 
まず瓶太師匠、私服で登場。オープニングトークから。
本来『鶴瓶親子会』を『瓶太親子会』でチラシを印刷してしまい、鶴瓶師匠は「俺が子か!」と。
言われてみれば、『笑福亭鶴瓶・瓶太親子会』とかですよね。気付かなかった。
 
鉄瓶さん、「時うどん」。
上方版って最初は二人でっていうパターンなんですね。
翌日一人で、とにかく同じになるよう再現しようっていう無理さ。
 
モヒカン頭の鬼丸師匠、圓歌師匠のお弟子さん。
「埼玉では人気あるんですよぉ」、で、なぜこの会に呼ばれたのかの経緯。
鶴瓶・昇太・談春という3巨頭が飲んでた時、店の女の子が「噺家だとラジオに出てる、鬼丸さんが一番」と言い、みんな「誰だそれ?」と。
最初、番号を知ってた談春師匠のお弟子さんが鬼丸師匠に電話。
代わる代わる電話口に出る3巨頭の師匠達に「似てない」とバッサリ。
メールで3巨頭の画像が送られて来て、同時に3人しくじったと真っ青。
あやまりに行き、そこから交流が始まったとのこと。
 
噺は「電車に乗ってきた不良に絡まれ、、、」というもの。
長いマクラだと思って聴いてた。
後で演目を見て「新岸柳島」。なるほど納得。
 
瓶太師匠、先週「半沢直樹の最終回見るから」と鶴瓶師匠が食事会の途中で帰ってしまい、自分も帰ってテレビを点けたらちょうど鶴瓶師匠が「首吊ってましたわ」と。
噺は上方らしい、これぞ大阪人っていう調子のいい人間像。
酔っ払いとその屁理屈というか、人間くささ。笑わせてくれるなぁ。
 
鶴二師匠、松鶴一門。鶴瓶師匠の「若い頃は中井喜一に似てた」弟弟子。
噺は「ハンカチ」、新作落語
嘘を吐く時、アゴに手をやってしまう癖。
女房に対する文句と、女房の見てない所で独り言のような「感謝してるんやで」。
「替り目」を彷彿させる、グッとくる人情噺に。
 
最後は鶴瓶師匠。
半沢直樹」の大ヒットで、いろんな所で「ネジくれ」と言われるそう。
「持ってるワケないやろ!」、「半年もしたら何のネジか分からんようになってるワ」。
今日は「立ち切れ線香」のつもりで三味線と合わせてると、誰かがゲップをする。
見ると弟弟子の鶴二師匠。
若い頃から「空気の読めへんヤツだった」と。
その修行時代、松鶴師匠とのエピソードの振りから「かんしゃく」へ。
 
口うるさい旦那を松鶴師匠に置き換えて。
横文字をビミョーに間違えてる松鶴師匠。
「青色のマジックチンキ(マジックインキ)持って来い」とか、「あいつのアドバルーン(アドバイス)やろ」とか。
松鶴師匠のこと大好きなんだろな。
「茶色ゆったら、このババ色のんじゃ!」っていう可笑しさ。
「相手が何して欲しいのか、何したら喜ぶか考ぇ」、愛だなぁ。
やっぱりツルベ面白いな。
 
 
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終了後、1階でチラシを漁ってると鶴瓶師匠が出てきて横を通り、タクシーへ。
鶴瓶師匠が乗り込み、タクシーが出て行くとトランクが空いてる。
見送ってたお弟子さんが慌てて追いかけて行く。
 
最後まで楽しませてもらいました、、、。
 
 
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人だかりは瓶太師匠がお客さんと歓談中。